CT’ではツーリングのフィールドや走行感にあわせて、大きく分けて3種類のタイヤサイズ (太さ)を御用意致しております。
一般に概して、細いタイヤは軽く(転がり抵抗が小さく、重量も小さい)太いタイヤは重いですが、 逆に太いタイヤは強く(内部の空気量が多く、タイヤそのものの厚みも厚い)細いタイヤは弱いと考えてください。
(0.極細タイヤ 700×20C以下 は御相談下さい。)
1.細身のタイヤ700Cサイズ 700×23−28C 程度のもの
2.中位のタイヤ26HEサイズ 26×1.25 程度のもの
3.太めのタイヤ26HEサイズ 26×1.5 程度のもの
(4.極太タイヤ MTBで標準的なサイズ は御相談下さい。)
1.細身のタイヤ
700×23−28C ロードレーサーに広く使われているサイズで、その中でもやや太目のものです。 700Cという規格のリムと、それに合う呼び巾23(ミリ)から28(ミリ)のものを使用します。
極めて軽快な走行感が得られますので、舗装路がメインで荷物も軽めの場合には最適です。
700Cのリムやタイヤはパーツメーカー各社から様々な種類のものが出ていますので、選択肢には事欠きません。 太目のタイヤですと、ダートや荒れた舗装路面でも安心です。またこの程度の太さのものですと、ロードレーサー に使用されているサイドプルブレーキのラージサイズのものが無理なく使用できますので、ロードパーツがフル・コンポで 御利用頂けるメリットもあります。
700×20C以下のタイヤを併用される場合は御相談下さい。
2.中位のタイヤ
26×1.25MTBのシティライドに使われるサイズのやや細めのものです。
MTB規格の26インチである「26×1.5」のリムに取り付け可能な1.25インチ巾のタイヤです。
実測で29〜32ミリ程度の巾=太さがあります。これはロードの18〜23ミリMTBの 40〜50ミリと比べると中間的な太さになります。通学・通勤車に使われているものとほぼ同一の太さです。 CT’では日頃慣れ親しんだ・多目的に利用可能なこのサイズをもっともお勧め致します。 走行感としては700×28Cと同等程度で、脚力が同等でしたらロードレーサーにひけを取りませんし、ややタイヤが太い分 、路肩のような路面の荒れたところでも不安無く走れます。 長距離ライドからダートの峠越えまで、このタイヤひとつで幅広い用途に御使用頂けます。
伝統的なサイズである700×32Cやハチサン(26×1−3/8)は御相談下さい。
3.太めのタイヤ
26×1.5MTBツーリング等に多用されているものです。
1.25では少々不安を感じる場合に使用します。実測でひとまわりかふたまわり太いサイズ、 伝統的なサイズでいいますと650×38A程度となります。
舗装路面でもソコソコ軽快に走れ、ダートでもあまり気遣いがいらないタイヤです。
更に太い26×1.75を併用する場合、また、伝統的なサイズである 650×35−38A(エンペラー・ツーリングマスターはこのサイズです)は御相談下さい。
その他 650B規格をはじめとする現時点ではマイナーな規格のホイールサイズにつきましても、御要望が ございましたら御問い合わせ下さい。
タイヤ 実測 参考値 26HE |
銘柄 | 呼び寸法 | タイヤ実測巾(トレッド巾) | 実測外半径(無加重) | 使用リム |
ステルビオ * | 26×1.0 | 26ミリ/7気圧 * | 310.5ミリ | SUN CR17A |
パセラLX | 26×1.25 | 29ミリ/6気圧 | 314.5ミリ | SUN CR17A |
30ミリ/6気圧 | SUN 0°XC | |||
IRC スムーシー | 26×1.25 | 33ミリ/6気圧 | 317ミリ | ARAYA RM940XC |
ケンダ KWEST HP | 26×1.25 | 33ミリ/6気圧 | 318ミリ | SUN 0°XC |
AVOCET CROSS | 26×1.25 | 32ミリ/6気圧 | 318.5ミリ | SUN CR17A |
HILLTOP SLIK | 26×1.25 | 33(34)ミリ/6気圧 * | 318.5ミリ | SUN CR17A |
パセラLX | 26×1.5 | 35ミリ/4気圧 | 320.5ミリ | ARAYA RM395 |
ロードランナー | 26×1.5 | 35.5ミリ/4気圧 | 321.5ミリ | SUN CR17A |
プリモコメット | 26×1.5 | 35.5ミリ/6気圧 | 321.5ミリ | ARAYA RM395 |
36.5ミリ/6気圧 | 322ミリ | SUN 0°XC | ||
HILLTOP JAG | 26×1.4 | 37(41)ミリ/4気圧 * | 322.5ミリ | SUN CR17A |
パセラ | 26×1.75 | 41ミリ/4気圧 | 325ミリ | SUN CR17A |
タイヤ 実測 参考値 700C |
銘柄 | 呼び寸法 | タイヤ実測巾(トレッド巾) | 実測外半径(無加重) | 使用リム |
ストラディアスプロ | 700×23C | 23ミリ/7気圧 | 338ミリ | CTL385 |
パセラLX | 700×28C | 25ミリ/6気圧 | 340ミリ | CTL385 |
パセラLX | 700×32C | 26ミリ/6気圧 | 342.5ミリ | CTL385 |
ロードランナーLX | 700×35C | 31ミリ/5気圧 | 348ミリ | MA3 内幅14.5 |
パセラLX | 700×37C | 36ミリ/5気圧 | 352ミリ | RC540 |
ロードランナーLX | 700×38C | 35.5ミリ/5気圧 | 353ミリ | MA3 内幅14.5 |
タイヤ太さの比較画像
* パセラ1.25<>ステルビオ1.0
* アボセット1.25<>パセラ1.25
* 手前パセラ1.25後ろアボセット1.25
* ロードランナー1.5<>アボセット1.25
* 手前ロードランナー1.5後ろアボセット1.25
* ロードランナー1.5<>パセラ1.75
* 手前パセラ1.75後ろロードランナー1.5CT’のツーリング車は、装備の面では以下の点を基本的な要件と考えています。
1.必要な荷物が自転車に取り付け可能なこと
2.夜間の安全走行が可能なこと
3.ドロヨケが取りつけ可能なこと
4.輪行が可能なこと
1.バックとキャリア(荷台)
荷物は「最小限で身軽に」がCT’のお薦めですが、身につけて邪魔にならない程度で済むとは限りません。 荷物の取り付け方法と場所は、主に、以下のようです。
キャリアには市販の汎用タイプ、フレーム(とバック)にあわせてオーダーメイドで製作するタイプ があります。
a.フロント(ハンドルバー)バック/ハンドル前方
ラックとともにハンドルバーに吊り下げるタイプが便利ですが、大型のものを使用する 場合は、フロントキャリアが必要です。
b.サドルバック/サドル後方
大型のものを使用する場合は、バックサポーターが必要です。
c.パニアバック/リヤキャリア
後の荷台に取り付ける振り分け式のバックです。
d.サイドバック/キャンピング(サイド)キャリア
前輪または(and/or)後輪のサイド/車軸付近に取り付けます。
2.ライトとリフレクター
さまざまな製品が存在しますが、安全のために取りつける事を前提として考えてください。 市販のスポーツサイクルの場合、あまり考えられていないように思います。
3.泥よけ(マッドガード)
CT’では軽量アルミ製フルサイズのガードを主に採用しています。
しっかりとした取り付け方法でありながら、取り外しも簡単です。 市販車の場合、ほとんど考えられていないのが現状です。
上記の3点は、取り付けスペースの確保や、取り付けのためのフレーム工作を あらかじめ考えておかなくてはなりません。
4.輪行にはさまざまな方法があります。 仕方にあわせたパーツ選択が必要な場合もあります。
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04-05-14オーナーKOHIYAMAが個人的に使用していて、CT’の御客様におすすめする輪行袋は、 オーストリッチの「ロード220」320gまたは、千葉商店製 門岡袋です。 画像は、実際に使用中の折り畳み例です。薄手のものは、使用するストラップ次第で、携行時のかさが違います。 何かと便利なのでトゥストラップを2連にしたものを使用していますが、かなりかさばります(画像には含まれていません。 画像の状態ではショルダー・ストラップと袋本体)。しっかり結束できて、かさばらず、使い勝手の良いものを御探しください。 ビニール紐が良いのかな?とも思います。
前後輪と後ガードを外すだけの輪行方法には、門岡袋が向いています。列車の場合、有効な床スペースが広くないと、気を使います。 乗降客や車内販売のカートの邪魔にならないように御気使い下さい。
更に前ガードを外しますと、ロードレーサーと条件は同一です。現在では広く認められた方法だと思います。ほとんどの場合、 ここまですれば、問題は無いでしょう。エンド部分とディレーラーの保護には御気使い下さい *参考画像。 ワイヤーが曲がらないようカップからアウターを外し、チェンを上ブリッジから、ストラップなどで引きます。
少しでも小さくしたい場合は、サドルを下げ、ハンドルも抜いてみましょう。厚みも多少減ります。 それでも、画像の状態ですとオーストリッチR420だと、ハンドルが飛び出てしまうかもしれません。
「フォーク抜き」方式につきましては、次回御紹介いたします。CT’にはコンペティションにも対応するモデルがあります。
RANDONNEUSE
の名を冠したモデルは、ブルベ・ランドヌール、センチュリーラン等の公道上で行われる 長距離ファーストライディングにも最適な仕様となっています。