Patterson's House
700Cスポルティフ
サイドプル仕様でのオーダーの一例(その2)
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「パターソンズ・ハウス」ツーリング・モデル。1989発注製作。
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700C 実測23-26mm巾程度のタイヤを使用。
クロモリ・オリジナル・ブレンド、ラグレス、ストレート・フォーク、集合シート・ステイ、
と、当時の標準的なスペックが基本です。
オーナー側からの特注事項は、フォーク・クラウンの角落し・R状の面取り、
ワイヤー・リード・F=BB下・R=BB上、超低ハンガー、です。
サイズはC−T545mm、トップ長540mm、前上がり15mm、BB下がり80mm。
パニア・バックを装着して、北海道の海岸線を200km/1日で、1週間程度走る事を想定していましたが、
実際には、200-300弱km/1日、日帰りフィットネス・ランに多用しました。
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これを製作するまでに、ベニックスのスポルティーフ、次に既製のロードフレームをサイズの大小2台乗り、
ポジションを考えてみました。
しかし、発注の際の指定ミスから、作り直しして頂きましたので、フレームには更にほぼ倍のコストが
つぎ込まれています。また調整中の代車として別車を用意したりと大騒ぎとなりましたが
、そのお陰で、その後10年以上にわたって愛用できました。
後から思えば、まず作って、それから作り直しを考えた方が近道だったような気もします。
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当初のパーツはシュパーブ・プロの7sセットにクランクのみPX、シュパーブ、Sレコード、
マイティ・ツアー等いろいろ替えて楽しんでいました。
そして、2000年のカンパ10s発表を機に大幅な改装となったわけです。
御馴染の画像。
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今回、更に幾つかのパーツを交換して、展示用サンプルとします。
パターソンの魅力を御感じ頂き、オーダーの御参考としていただければ、幸いです。
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CT’では一般に、フレームが上がったら、まずドロヨケの取りつけから始めます。
フレーム設計段階でドロヨケまで書き込んでいるわけですし、取りつけもしやすいのです。
ドロヨケは主に本所製の物を使用、様々なパターンを使って車の表情を豊かに
したいと思っています。末端は、本所さんから出荷されたまま、もしくは、飾りカット
としていましたが、思ったような質感が得られずにいました。
そこで少々工夫をしてみました。素材はH27・放物線台形です。
先端を放物線状にカット後、縁を内側に巻き込む様に曲げてあります。
部位により、Rの大きさも変えてあります。
いかがでしょうか?今後御指定無き場合は、この仕様になる可能性大です。
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ステムはNITTO N65 クランクはXC proMD、その他コーラスの予定です。
完成しましたら、またupします。
サイドプル仕様でのオーダーの一例(その1)
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「パターソンズ・ハウス」ツーリング・モデル。2003発注製作。
700−28c程度までのタイヤを使用。
t=0.7 クロモリ、size c-t 600mm、シート・ピラーをヤグラいっぱいまで下げて使用
するためのデザインです。
その時々のパターソンのイメージが強烈なので、注文する側は過去のイメージで
臨むのですが、常に「今日的」でありつづける"DaZaisme"の前でたじろがされる事となります。
- リヤ・エンド。巾は122mm。Huret用削りだし。
- シート部分 前 後
シートチューブ上端にピラーのヤグラを乗せるようなセッティングになります。
ピラーはウェイレス、サドルはブルプロです。
(サイズの決定に勇気が必要なのですが、やはりこの工作は外せないように思います。)
- ブレーキ・台座。ガード隠し止め用M5メネジ付。
- ヘッド周辺。最新のヘッドマーク、補強の鉢巻、
クラウンは少々古いもので最新はクラウンレス:ユニ・クラウンではないパイプ組合せ構造となります。
- 前後キャリア その他小物
フロント、ドロヨケ2点とフォーク・ブレードで固定します。
リヤ・パニア、ドロヨケ2点とリヤエンドで固定します。
エンド側は、ドロヨケ・ステイと共に、ダルマネジで固定します。
ドロヨケ・ステイ、ドロヨケへの固定は、ダルマネジを排して
直付けされたネジで隠し止めとなります。
いずれも薄肉ステンレスパイプ製です。ダボ類も小振りで薄いものが採用されています。過度な強度を要求しない
使用法を前提とした工作です。
- 上記の品の参考価格につきましては、御問合せ下さい。
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